フラワーEXPRESS

花や花き産業をテーマにした独り言&辛口コメント
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一段落
 
そろそろ花苗の需要も一段落してきたのではないだろうか?

これから12月に入ると「葉ボタン」や正月向けの商材がメインになるのだろうが、良く売れる販売店
はその前にクリスマス需要がある。
ただ何を売るのか、が難しい。
相変わらずありきたりのものを販売するようであれば売上減少は免れないだろう。
「葉ボタン」にしたって同様で、どこの販売店も「バカの一つ覚え」のようにそれを売ろうとする。
もっと知恵がないのだろうか?といつも思っている。
少し見栄えが違おうが、色が変わろうが、販売数量全体が多くなるわけではない。
パンジー、ビオラ同様に必死に売るようなモノでもない。
そんなものは時期が来れば放っておいてもある程度は売れるのだから、それに絡めてそれ以外の
植物や資材を売ることに力を注ぐべきだ。
ところが「シーズンだから売らなくては・・・」とばかりに一生懸命仕入れて売れたような気になってい
るのが、こうした定番の植物である。
しかし、実際にはよほど店の勢いや顧客の支持があれば別だが、殆どは前年を超えるほど売れて
はいかない。

どこを見ても「葉ボタン」の山、それを自店で買って貰うにはどうすればよいのか?
そこが問題であり、葉ボタンを売ることに拘っている店ほど例年以上には売上は伸びないのだ。
売っていくための姿勢にポイントがずれている。

オンシーズンの定番種は多品種に比べれば売れるということであって、それが例年以上に売れる
ということを保証するものでも何でもない。
だからこの業界は低迷していると言うことをもっと考えなくてはいけないだろう。
では具体的にどうするか?
それは店によってやり方や提案の仕方は違ってくる。
決して誰もが、どの店でも売れるというような方程式はない。
その方程式は自らが自店の顧客を見て、そして新たな顧客を取り込むべく姿勢で創造していくより
ほかはないだろう。

パンジー、ビオラが一段落して、次は葉ボタンなんて図式はいい加減止めたら?と思う。
そんな売り方自体に問題があることをいい加減気付いたらどうなの?である。



園芸専門店 | 11:42 | comments(0) | - | - | - |
尼ヶ崎の専門店
 
月一度のチェックに大阪、と言うか尼ヶ崎の園芸店まで出かけてきた。

オンシーズンの様子を見てこれまで実践してきたことが、お客さんの様子に表われているかどうか
を確かめる必要があった。
昨年から始めた店の変化が、ちゃんと伝わっているかどうかの確認である。
それと客単価が想像以上に上がっていることに多少の不安があり、その原因を探る意味もあった。
客単価は上がるように単価設定と植物の見直しをしてきたので、上がること自体は不思議でも何で
もないが、一番気になったことは価格設定の高価格路線になっていることに一抹の不安があり、そ
れが事実であれば、時節のシーズンは客足が遠のく可能性がある。
それが一番気がかりだったが、少しだけ修正点を除いて思った以上に購入点数の多い人がいて
心配するほどでもなかった。
もし考えているような動きでなければ早急に手当てをしなければと思っていたのが杞憂に終わって
ホッ!としている。

店というのはちゃんとした顧客を意識した店作りとコンセプトがしっかりしていれば、必ずその様子
が店に現れるものである。
細かいところまで顧客心理を把握した上でレイアウトや植物を選択しなければいけない。
品質が良ければ売れる、変わっているから売れると言うことではない。
店の顧客提案があって初めて品質の良いものが売れる、そして変わったものも売れるのである。
それを仕掛けるだけの知恵と日頃の顧客を見る目が養われていなければ実効は薄い。

そうした店にするには何かを適当にしておけば実現できると言うほど甘くはない。
細かい神経を使って、まずは消費性向を把握することが、最も大切なことだ。
生産者を信頼することは重要でも、それだけでは売れてはいかない。
極端な言い方をすれば、品質が悪くなければどの生産者のものでもかまわないのである。
あとは生産者の提示する価格の販売面での整合性だけ気をつければよい。

販売店は生産者の植物を把握する前に、まずは自店の見直しが最も重要なこと。
そこを間違わないことである。
モノの善し悪し、珍しい珍しくないはその次の話で、いくら生産者が売り込んできてもそれに惑わ
される必要はない。

そんなことよりこれからの展開をどうするか、それが一番のポイントになる。





園芸専門店 | 02:05 | comments(0) | - | - | - |
予定は未定?

今頃は上京している予定だったが何かと忙しく伸びてしまった。
 
出かけても日帰りが精一杯という感じで、全く予定が立たない。
その原因は事務処理ができていないこと。
その他にもやることが山のようにあって、どれ一つ満足に出来ていない。

今月は寄せ植え教室を西部と東部の各区民センターでやることになっていて、人が集まるかどうか
の心配をしている。
これも地道に続けなければ広まってはいかないだろうから、なかなか大変である。
区民センターのチラシを置く棚に並べているが、なかなか問い合わせはない。
何とか人数を確保したいと思っているが、どうなることやら・・・・?
今回から専属の人間に講師をやってもらうことにした。
一人でも多くの人たちが植物に親しんでくれればと思ってやるのだが、時間がかかりそうである。
拡げていく方法は色んなことを考えているのだが、実現する時間がないのがネックである。

話は変わって、この秋何店かの販売店を回って思ったのだが、本当に利益を出している店は少な
いのだろうな、というのを実感として感じている。
ある量販店のテナントで入っているお店の人と話して思ったのが、どうしようもない花苗を置いてい
て、これだったら本人の意識さえ明確ならいけるかな?と思っていたが、話をしているうちに感じた
のはまず植物のことがあまりわかっていないようだったこと。
そして資金繰りが大変そうだったこと。
もちろんそんなことは微塵にも出さないが、話していればすぐにわかるのである。

市場に良いモノがない、と言いながら、おそらくセリで安く購入してくるのだろう。
どうにもならないような、おそらくこれは育たないだろうというような花苗を、結構高い価格を付けて
店頭に並べていた。
それなのに理想は語るのだから始末が悪い。
何でも良いから、まずそんな苗を売るなよ、というような植物を置いているのだ。
このような店は伸び悩むことは少し見ただけでわかる。
レベルが低くて嫌になってしまう。

それにしてもちぐはぐな店が多いのは何故なんだろうか?
そうかと思えばパンジーとビオラを山のように並べている店がある。
もっと他の植物に力を入れろよ、と思うのだが・・・
放っておいても売れるようなものに、売れるだろうがこれまで以上には売れないと思われるもの
に、何故あれだけ売場を占領させるのか、全く理解出来ない。
そんなスペースがあれば、もっと考えた売場をつくるべきだ。
現在西日本を中心に15~16店舗ほど植物を納品していて感じるのは、多くの店はとにかく意識
改革をしなければ駄目だと言うこと。
多分、殆どの店は頑張っている方だと思うが、まだまだやり残したり、改める必要のあるところが
多いのである。
注文のかかってくる植物をみてるとその店の改善点がよく見えてくる。

そうかと思えば何を拘っているのか、あまり意味のないようなことを言って、発注をやめるところ
もある。
植物を選んで仕入れることは大切だが、何を躊躇するのか理解不能な店がある。
要するに売りきる自信がないのだろう。

とにかく植物という「モノ」に拘る店が多すぎる。
これでは業界自体が地盤沈下するのも無理はない気がする。



園芸専門店 | 01:04 | comments(0) | - | - | - |
滞在時間
 
阪急百貨店が先行オープンしたという。

先日このブログでも取りあげた阪急が招待客を対象にした先行オープンである。
厳しい状況にあるデパート業界だが、生き残りをかけてのリニューアルオープン。
大阪駅の橋上化と再開発に歩調を合わせたリニューアルだが、大勢の人で賑わったという。
阪急は日本で初めてターミナルデパートを開設した鉄道会社である。
先進的な鉄道会社の阪急は自動改札を日本で初めて導入したことでも知られている。
それも私が学生の頃であり、構造上は地下街ではないらしいが、阪急三番街もそのころオープン
している。
考えてみれば、その頃の大阪は元気がよい頃で、特に阪急は梅田周辺に三番街を始めとして、
阪急ファイブなどのファッションビルを作っていた。
そんな阪急も駅を核としたデパート間競争に生き残りをかけてのリニューアルだったのだろう。
四条河原町の阪急は閉店をし、新たに博多阪急を開店している。
大阪での阪急は高級イメージの強いブランドであり、比較的高所得層を顧客に持っている。
当然地域一番店である。

その阪急が持ち込んだコンセプト(といえるだろう)が、くつろぎやゆとりをテーマにした店作りを基
本にイベントホールを設置している。
要するにデパート館内での滞在時間を延ばすことで購入額を増やそうとしている。
このことは社長の言葉でもはっきり明言しているである。
何年か前に、私がコンサルをしたガーデンセンターのスタッフにも「如何に滞在時間を延ばすか」
を考えて、店作りと仕掛けをしなければいけないと話したことがある。
滞在時間を延ばすことで得られる利点はたくさんある。
人は誰もいないような店は入りにくくて気後れしてしまうが、滞在時間が延びれば誰かがいる可能
性が高くなり、入りづらさも軽減される。
そうした店作りは決して植物だけでできるわけではない。
わかりやすく言えば「モノ」だけで、滞在時間を延ばすことはできないということ。
では具体的には何が必要なのか?
そこはそれぞれの店が考えることである。
園芸店の多くがそのことに対して理解が不足している。
ものがたくさんあれば売れる、珍しい植物があれば売れる、品質が良ければ売れる・・・
一義的には間違っていないが、顧客の心を引くのは決してそれだけではない。
プラスαが必要であり、言い換えれば付加価値である。
その付加価値はやがて店舗ブランドにもなっていくかもしれない非常に大切な要素である。

販売店はもう一度自店を見直してみることだ。
そうすればきっと方向性も見えてくるだろう。


園芸専門店 | 01:33 | comments(0) | - | - | - |
一路東へ
 
・・・と言っても隣の県まで出かけただけ。

私どもが関連する生産者の花苗をこの秋から納品し始めた販売店の様子を見に行った。
中心部から少し離れた場所で、それも道路から奥まったところにあるので、明らかに注目して貰わ
ない限り来店して貰うのは難しいお店である。
逆にいうとお客さんから評価をして貰えば、非常に面白い展開のできるお店である。
と言うのも、併設されているレストランは人気のようで賑わっていて、他に雑貨を売るコーナーやカ
ェを併設しているので、やり方次第では面白いお店だと思っている。
但し、知って貰うまでに時間がかかるので、辛抱強く店作りを続ける必要がある。



そういった意味では我慢が必要だが、入口の前面にはガーデンがあり、そこを通り抜けてそれぞれ
のお店があるので、店内のレイアウトを含め、非常に面白い展開が出来る。
各コーナーが有機的に結びついて顧客誘引ができるようになれば、これほど魅力のあるお店はなか
なか見当たらないので、少しばかりのアドバイスだが、それを参考に店を作って貰えることを願って
やまない。


         左手奥に雑貨売場とカフェ

帰りにもう一軒回ってきたが、それはいずれ画像アップの予定。

因みに先月の中旬に発売された「BISES」の弊社広告欄には山口・防府にある
「グリーンセンター日進」さんを紹介しました。

 ガーデニング





         
園芸専門店 | 02:22 | comments(0) | - | - | - |
そろそろ・・・季節?
 
10月に入ってさすがに朝夕の気温は下がってきた。
昼間もこれまでのように汗ばむほどではない。
こうなると店頭の植物の動きも良くなってきたのでは?と思うがどうなんだろう。

春ほどではないにしても、今から12月頃まではそれなりに売れていくことになる。
ただ12月に関しては植物と言うより、クリスマスからお正月にかけての飾りや雑貨類、そして店に
よっては贈り物が売れていく。
しかし、それらも園芸店独自のものがあるわけではないし、他業種の販売店でも扱っているから、
年々売上は落ちていく商材のような気がするが・・・
相変わらずシクラメンやポインセチアが店頭に並ぶのだろうが、これもピークを過ぎた商材。
何か顧客誘引できるアイデアを店独自が開発しなければ、或いは「同じものならA店で買おう」と
思って貰えるような、出来るだけトータルで魅力ある販売店にならなければいけない。
ほぼ同じものを販売するしかない場合は、他店を圧倒するだけの魅力を演出するしかないが、そ
れは日頃からの魅力ある店作りの積み重ねでしか対応出来ないだろう。
消費構造を捉え、それに伴った日々の積み重ねは裏切らない、ということだ。

今から店頭はパンジー、ビオラ一色になる。
生産量は年々減少しているようだが、他に代わる花苗がないこともあって、今年も大量にでてくる
ことは間違いないだろう。
そして市場では値崩れを起こし、店頭では思った以上に売れてはいかない。
それでも生産者は作り続け、販売店は売れている錯覚するんだよね・・・全く馬鹿げていることが、
毎年繰り返されているのが、この業界?!
今年は地元の生産者は通常のパンジーやビオラをラベル出荷し始めている。
花の付かないラベル出荷自体は、海外ではよくある出荷方法だから問題ない。
ただ日本の花壇苗(花苗)の消費環境は、生活に根付いていなかったために花を付けた状態で
販売しなければ、なかなか売りにくいということから花付きで店頭を飾ってきた。
ここにきてラベル苗として出荷し始めたのは何故なのか?
わざわざ「北広島産」のラベルを付けて出荷している。
ブランド化を図ろうとしているのかどうか知らないが、誰が「ブランド」として認知しているの?
出荷方法と言い、ラベルの付け方と言い、所詮苦し紛れとしか思えない。
値崩れを起こさない時期に、利益を確保しておこうということなのだろう。
そんな苦し紛れの、目先だけのことをやって自分たちに未来があるのだろうか?と思う。
地元のHCには早くから並び、つまらない普通のパンジー、ビオラにしては高い値がついていた。
ところがたまたま今日、別の安売りスーパーに出向いたところ、二束三文の値段になっていた。
20人前後の生産者がいる地域で、その中の誰のものかは解らないが、大体想像はつく。
特にHCで売られているものについて、流通経路は知っているので生産者が誰かはわかってい
て、その中の一人は人間的にも全く信頼できない奴である。

それはともかくとして、この業界の人たちは先読みの出来ない人が多くて呆れてしまう。

園芸専門店 | 01:25 | comments(0) | - | - | - |
ショップコンセプト

昨日に続きお店の話。

これまで安売りの続いてきた量販店の売場が少しずつ変化しているようだ。
オンシーズンだろうがオフシーズンだろうが価格勝負に徹してきたHCだが、安売りもそろそろ限界
がきたのだろう、同時に定番中の定番と言われるような植物の取扱いが減ってきている。
相変わらず3ポット○○円とかいった売り方は残っているようだが、以前ほどではない。
これからのシーズンだと安価なパンジー、ビオラ一色の売場になっていたが、さすがに売れなくな
っているのだろう、比較的良品で単価もそこそ高いものが並ぶようになっている。
生産者の立場からしても、ポット原価がギリギリのところにきていたと思う。
同時にメーカー苗も新しいものにシフトしているようだ。
要するいくら良いモノでも何年も売れ続けることはないと言う証明である。
例えば、あれだけ並んでいたサフィニアも売場で見ることが少なくなっている。
明らかに商品(植物)の陳腐化が進み、衰退期を迎えたということである。
いつまでも定番に拘って変化をしてこなかった園芸店が低迷している理由の一つがここにある。

今は様々な植物が手当てできるようになってはいるが、消費者の購買力は戻って来ていない。
低落傾向に陥った段階で新たな植物を導入しても瞬間の伸びがあるだけで、再び売上は減少、
そしていつも通りの低落状態に戻っていく。
幾つもの問題点が横たわる園芸業界は目先を変えるだけではどうにもならない。
知識も不完全なままに植物を並べても、顧客に特性や育て方が伝わらなければ新しい植物もな
かなか売れ続けるのは困難だろう。
こうして花苗の販売は落ち続けていく。

ではどうすればこうした状況から抜け出せるのだろうか?
はっきりしていることは年々縮小を続ける市場の底辺拡大をしなければ購買力は回復しない。
しかし、正直なところそれはかなり難しいだろうと思う。
従って他店の顧客を奪うしか手だては残らないことになる。
それを前提に考えた場合、顧客への訴求効果を高めることで自店の価値を高めることが売上を
伸ばす一番の近道になっていく。
では自店の価値を高めるにはどうすればよいのだろう?
どんな業種にも共通する自店のアイデンティティの確立を急ぐことである。
店舗デザイン、植物の見せ方と統一感、そして店の鮮度や店頭に並ぶ植物の鮮度をあげること
がポイントになる。
バリエーションの拡大をどこまで進めるか?
生産者のセレクトは間違っていないか?
店頭に並ぶ植物のラインに連続性はあるのか?
・・・・等々
その上で顧客の店舗価値を高めることが可能になる。

このような一連の店舗価値を創造できると、顧客の思考に植物を購入して育てる「物語」が生ま
れてくる。
これによってショップコンセプトが明確に顧客伝わり、購買力が自店に向かうようになってくるの
である。



園芸専門店 | 01:52 | comments(0) | - | - | - |
売れないのはなぜ?
 
最近ブログに載せる話題が、どちらかと言えば「園芸店」についての内容が多くなっている。

その理由は幾つかあって、一つは販売店との関わりが多くなったこと、そしてもう一つはいずれ
にしても販売の現場で顧客を取り込めなければ、生産段階でのプラス面は出てこないということ
が根本的な問題としてある。
いつも言うように消費者相手の商売は顧客を獲得できて始めて成立する商売である。
その最前線は販売店だから、そこで顧客の評価が悪かったり、売上が確保出来なければ生産
段階でどうにか出来る問題ではないということがある。
生産段階で出来ることは、せいぜい販売店に向かってアピールする程度のことである。
だから各市場のイベントに参加したり、最近多くの販売店が集まるらしい八ヶ岳でのイベントに
出店する程度のことしかないのだろうが、本当にそうだろうか?私個人はそうは思っていない。
イベントに参加することは情報を得る意味でも有益であることは間違いないが、所詮そこで行わ
れることは、自農場の植物紹介に終わってしまうことが多いだろうし、瞬間の効果はあるとしても、
取引が継続する確率はそれほど高くないだろう。
それというのも販売店の姿勢やアピールにエンドユーザーの支持がなければ、いくら品質が良く
珍しい植物を提案しても長続きはしない。
従って単なる植物の紹介で終わってしまうのであれば、あまり行く価値はないと思う。
まして今の時代は多くの情報は真偽さえ確認出来ればどこからでも得ることが可能であり、わざ
わざ出かけなくても情報の取得はできるだろう。
それよりもっと大切なことは、この段階で抜け落ちているのは何か、そして一番意識しなければ
いけないはずの「顧客」への取り組みではないかと思う。
もっと現実的な話をすると、こうしたイベントに参加して、それが販売店に評価を得たとしても業
界全体の伸びはどうなの?ということである。
個別には成功するところもあるだろうが、少なくともそんなイベントに参加したからといって業界
全体の浮上は実現していないし、それどころか年々状況は厳しくなっている。
そう考えると現在の状況を再確認する情報を得る以外に、イベントの効果はないと割り切った方
が良いだろう。
従って参加するのであれば情報を得ることに価値がある程度に考えればよいだろうし、本質的
にもっと考えなければいけない根本的な問題があるということを認識するべきである。

昨今はさすがに安売りを前面に出して売る店は少なくなっているが、成熟した市場や失速した
市場は単純に安くすれば売れると言うことにはならない。
売れない原因は他にあり、そこで勝負しても余り意味がない。
安く販売することは、一方で「安くしますから買って!」という媚びるような販売方法であり、負け
組の販売方法でしかない。
高くする必要はないが、どんなものでも自店や生産者レベルでの適正な価格があるはずで、そ
れを価格さえクリアできれば売れるかも知れないという発想自体がもはや間違っている。
価格競争はいずれ体力勝負になり、資本力のあるところにはかなわない。
いつもいうところの「モノを売る発想」では駄目ということが、ここに至って理解ができないようで
あればどうしようもない。
どんな「商材の価値」を見いだして顧客にアピール出来るか?
自店の「売り」はこれです、といったモノとは違うところで、どれだけ顧客にアピール出来るかだ
と思う。
横並びの生産や販売では、もはやどうにもならないところまできていることをはっきりと認識する
べきだろう。

要するに、この業界の発想の乏しさは、余りにも引き出しが少なすぎるところに問題がある。



園芸専門店 | 00:47 | comments(0) | - | - | - |
既成概念からの解放

先日も記事にしたが、この業界に限ったことではないにしても、どうも発想力が乏しいようだ。

過去の経験則を基に生産や販売に携わることは一つの理念である。
従って間違いとは思わないが、それはあくまでも順調に推移していることが前提になる。
生産における状況や販売面での環境が変われば従来の考え方は通用しないということくらい
考えなければいけないのだが、どうもそういったところに発想がいかないようである。

例えば園芸店で「客層が違う」という言い方は、順調に売上が伸びていればの話であり、年々
下降線を辿っているのであれば、明らかにターゲットにしている客層と現実の状況が齟齬を来
していると考えなければいけないにも関わらず、まだそこに拘っている販売店がある。
大方の場合、従来の路線を維持する方が楽だし、リスクも少ないということに結論がいくのだろ
うが、それでは将来的に伸び悩んだり、売上減になることは目に見えている。
それでも従来の考え方を貫けるのか、ということだ。
顧客を大切のすることとこれまでの客層に拘り続けることとは、全く異なる話である。
何度も言ってきたようにそこにおける既成概念が、今後の経営基盤を揺るがすことになる。

新たな顧客を創造するには多少のリスクは覚悟して「変化を起こす」ことでしか、抜け出すこと
はできない。

うちの客層はそういったことが対象ではない」とか「これらの植物は自店は得意ではない」とい
う話を良く聞くことがある。
それは「売る自信がない」と同義語であり、自身が売り方を解っていないことに過ぎない。
二度三度様々な提案方法で挑戦してみて、それでも駄目というなら理解出来るが、そこまで販
売理論を構築し、そうした努力を重ねているとは到底言い難い。
単に日常の流れの中で勝手に「自店の客層はこうだ」と思っているだけである。

こういった販売店は、新規の顧客を掴むことは出来ないだろうし、これからますます経営状態
は悪化していくだろう。




 
園芸専門店 | 10:47 | comments(0) | - | - | - |
ターゲット

あらゆる業界・業種は、消費者を相手に商売をする場合に必ず仮想のターゲット(顧客)を考えて
場所を選び、場所が決まっているならその場所に合った業種を選択したり、客層を絞り込んで店
作りを行い、それに適した商品構成やデザインを考えていく。

園芸の場合、「花が好きで」店をやりたい、と思ってきた人が多い気がする。
それは別に悪いことではないが、得てして好きなことは自分の独りよがりだったり、経営のノウハウ
が未熟だったりするケースが見られる。
やはり「好きなこと」と「経営」とは別物であり、それを両立させることが出来るとすればどうするべき
かを考えなくてはいけない。
経営のプロに・・・ということをブログにも書いたことがある。
それはある意味で「素人の感性」や「消費者の目線」を知ることから始めることである。
自分が購入する側の人間だったらどうだろう、といった素朴な疑問や課題が最も重要なことであり、
それを理解した上で「ではどうするか」だと思う。
最近、原宿から渋谷にかけて若い女性をターゲットした海外のショップが多く集まっている。
なぜ原宿や渋谷なのか?
やはり若年齢層を含めた若い女性のファッションの先進地であることが出店を加速させている。
若い女性のトレンドや文化の情報発信地との理解があるのだろう。
例えばファッションの世界ではニューヨーク、パリ、東京が三大発信地と言われる。
その中で独自のアニメが世界に紹介されたり、コスプレ、萌え・・・といった一見大人達には理解の
不能な文化が育ち、世界でも有名になっている。
それが秋葉原だったり、渋谷・原宿といった街から情報発信されている。
こうしたポップカルチャー、ポピュラーカルチャー、サブカルチャーといった文化の中心地で、アン
テナを張り、ショップを運営することによって新たな市場開拓をする。
こうしたトレンドは非常に早いスピードで変化するために、常に新たな状況判断を迫られる。
そんな難しい範疇の分野でショップを運営して、なぜ注目されようとするのか?
やはり圧倒的な情報を発信する若者を取り込んでいくことで、ブランドイメージを作ることが可能に
なるからであろう。
私が若い頃、原宿にあった店のトレーナー(ブランド名は忘れてしまった)が、爆発的に有名になっ
て、大変な売れ行きだったことがある。
もうその頃から原宿は若者の街だったのである。

そんな世界と園芸とは全く似ても似つかないギャップがある。
それを世界が違うと思うか、否、購入してもらうという意味においては同じことと思うか、である。
それぞれの年代や層によって消費形態は異なるが、それぞれにおいて仕掛けていく店の在り方
や情報の発信方法は大きく違わないし、いずれそういった若い人たちも歳を重ねていくのである。
そして彼女たちが園芸分野の顧客になっていくのだが、果たして彼女たちがそのまま花に目を
向けてくれるのだろうか?

例えばNHK趣味の園芸でロベリアの上田さんは園芸家として番組に出ている。
彼は明るいカラーの茶髪で、とても昔のNHKの感覚では考えられないし、きっとNHKが彼を使う
ことはなかっただろう。
しかし、彼は背も高く、いかにも今風のイケメンだが、店での彼の接客を見ていると本当に細かい
ところまで見渡し、色々気がついていることには感心することが多い。
姿形では判断できない何かを彼は持ち合わせているからこそ、家族やスタッフと共に繁盛店に
することが出来たのだと思う。
ここ何年か「趣味の園芸」を購入していなかったので分からなかったが、編集内容も昔に比べる
と変わってきているし、表紙の体裁も明るくなりセンスも多少良くなっている。
お堅いイメージのあったNHKも時代には勝てないということだろう。

これからこの業界は誰をターゲットに、どういった提案の仕方で、どのように店作りをして販売し
ていくのだろうか?
時代を見据えた店の在り方や売り方が出来なければ通用しない、ということを真剣に考える時期
はとっくに通り越してしまっているのだが・・・・



 
園芸専門店 | 01:39 | comments(0) | - | - | - |