フラワーEXPRESS

花や花き産業をテーマにした独り言&辛口コメント
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個人消費

日本経済の状況が芳しくない、がここまで将来への不安が増すと消費は当然落ち込んでくる。
消費の落ち込みは−5%というニュースが流れていたが、どうも回復基調にはほど遠いようだ。
そうしたことを背景に消費者相手の業種は、もう限界だろうと思われるコストを削ってまで、値下げ
によって消費喚起を促している。
前にも記した体力勝負の様子が垣間見えるようだ。
景気の循環がマイナス局面で表れている。
要するに「購買力低下」→「値下げ」→「所得の減少」・・・・そして、さらに購買力低下・・・
まさにデフレ真っ只中といった感じである。
こんな状況下では売上が伸びるのは希としか言いようがない。
円高、デフレ、震災、増税・・・・これで消費マインドが冷え込まない方がおかしい。
市場の貨幣が循環しないで、どこかに滞っている状態を改善出来るのは金融緩和だが、日銀が
資金を2兆円規模で市場投入しても改善の兆しはない。

ここに至っては一つの業界で何とか消費回復できると言ったことにはならないだろう。
まして園芸など「始末」の中の最たるモノかも知れない。
余裕、特に所得の安定や増加に限らず精神的なゆとりが生まれなければ、なかなか購買力を期
待するのは困難だろう。
全く困った状況になったものである。
値下げや安価は消費者にとって好ましいことではあっても、それで消費が増えることにはならない
からデフレは怖いのである。
日銀がインフレを誘導しようと市場に資金投入しても消費は増えない。

野田は増税を正当化しているが、多くの人が思った「その前にやることがあるだろう」という当たり
前の感覚が欠如しているのだからどうしようもない。
高齢化社会を迎える前に社会保障の破綻を避ける意味で増税は必要ということは理解できるが、
それが「今」ではないだろう。
まずは景気対策であり、雇用の確保であり、所得の増加策である。
安心材料は幾つあっても良いが、その一番目が増税とは到底思えない。
景気条項を設けているらしいが、おそらくこのままでは増税できない可能性がある。
景気循環の中心は消費にある。
消費が冷え込み、お金が滞ってしまっている状況を変えるには、如何に個人消費を増やすかに
かかっている。

何だか一億総中流と言っていた頃が懐かしい。
どう考えてみても生活に関係のない園芸だけが浮上するなんてことはありえない。
まだ当分の間我慢の日々が続くのだろうが、果たして購買力が回復する日がくるのだろうか?
経済成長という意味で「失われた10年」といわれてから、さらに10年経過している。
こうなると根拠はないが、浮上する日が来るとはとても思えないのが悲しい。

経済は一流、政治は二流と言われた日本だが、今は経済も政治も二流以下のような気がする。



 
雑記 | 23:32 | comments(0) | - | - | - |
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