フラワーEXPRESS

花や花き産業をテーマにした独り言&辛口コメント
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園芸にマーケティングの視点を

電通総研が今年話題の注目商品のランキングを発表した。

消費者の視点からのランキングと言うことなので、時代が反映されて色んな意味で参考になる。
1位は3年連続でスマートフォンであり、これはランキング調査開始以来最長記録だという。 
2位はスカイツリー、3位フェイスブック、4位ロボット掃除機、5位塩麹・・・あとはスギちゃん、地方
のゆるキャラ、AKB48、オリンピック、格安航空券と続く。
躍進著しいのは塩麹だろう。
こうしてみると何故それらが注目されるのか、が何となく読み取れるのだ。
例えば「スマートフォン」が何故3年連続で1位なのかを考えてみると、その理由は一つだけではな
いことが分かるはずである。
電話機能とネット機能を持たせた上に、さらにあらゆるソフトは日ごと充実していて、もはやちょっと
した情報端末といっても過言ではない。
新発売される機種は機能やアプリの充実や強化をして、将来的に所有率は80%を超えるだろうと
言われている。
これをプロダクト・ライフサイクルにあてはめてみると、まさに成長期の製品(商品)と言える。
昨今はこのライフサイクルが早くなっていて、長い成長は望めない。
製品を導入して成長→成熟→衰退の経過を辿るが、消費者を対象にしたものである限り、この法
則から逃れることは出来ない。
前にも指摘したように、例えそれが植物であっても消費財として市場で販売される限り、法則に従
ってそれぞれの品種は動いていく。
それと共に業種自体のライフサイクルもあって、少なからずブームがあれば移ろいやすい人々の
関心は移っていくことになる。
それを如何にコントロールしながら興味や趣味の対象として持続して貰うか、という発想がなけれ
ば、商売としては成立しないし、いずれは市場が狭くなっていくことになる。
そのことについて生産者も販売店も知らなくてはいけないし、それをコントロール出来るだけの考
え方をもっていなければ、ただ漠然と同じ植物を生産し販売するという構図は衰退するだけである
が、こうした理論がまるで解っていないのが多くの生産者であり、販売店である。
いつも言うように植物だから特別と言うことはあり得ない。
まして時代のトレンドや興味の対象が変われば、少なからず影響を受けるに決まっている。
それにも関わらず毎年のように同じモノを生産し、同じ売り方で消費者に対峙すれば、売れなくな
るのは当たり前である。

そういった意味でも今回ランクインしたスカイツリーやスギちゃん、塩麹なども来年はランク外に
なるだろうことは容易に想像が付く。
であれば植物の生産の在り方、見せ方、販売店頭での顧客アプローチの仕方によって変化を興
さない限り、今後ますます需要は減少するだろう。
その端的な例がパンジー、ビオラが以前ほど売れなくなっていることをみても解るはずである。
それを何とか売ろうとしても限界があり、ちょっとした目先を変えるだけでは需要の回復は無くなっ
てきていることに気付くべきである。
まずはそこの視点からどうするか、ということを考えなければ園芸需要の回復はない。

もっと頭を使い、知恵を絞り、グローバールなセンスで市場を眺めながら今後の展開を組み立て
なければいけないことが理解出来るはずである。



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