フラワーEXPRESS

花や花き産業をテーマにした独り言&辛口コメント
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生活者の視点
 
新年を迎え3が日も過ぎようとしている。

昨年まで日本の被ってきた現実は、2年を迎えようとする震災や原発の影響、そして政治への不信
から来る閉塞感、そしてバブル以降の20年にもなるデフレ不況など生活者を取りまく現実には厳し
いものがあり、なかなかトンネルから抜け出せそうにない。
それでも仕事の手を休めるわけにはいかないから、悩ましい限りである。
マクロの分野は一企業や一ショップで何とか出来るわけではないので、政治的には時の政権や政
府の経済政策に任せるしかない。
それとは別に当該の業界における対応は、やはり過去の経緯から今日の現状までを振り返って、
これからの方向性を見出すことが必要である。
園芸における問題点は、これまでに何度も指摘してきたし、それが理解出来ないとすればもはや
どうしようもないと思っている。
従って過去を白紙に戻して、一から考えることが出来ない生産者や販売店に向かっての内容には
ならないだろうが、少なからず「このままではまずい」と危機感をもっている生産者や販売店に対し
て少しでもヒントになれば、と考えて今年のブログを始めたいと思っている。

おそらく園芸業界の人には「消費者(顧客)」の顔が見えていないのではないかと思う。
見えていないから購買は増えないし、それどころか毎年のように購買力は低下している。
ということは、少なくとも今のままの生産方法や販売では伸びることは難しいということを示唆してい
るのだが、では何をどのように考えて生産や販売すればよいのかということになる。
やはり原点は生活者(消費者)を知ることから始めなければいけないのは自明だろう。
そのためには精度の高い情報とそれを分析することが必要であり、それによってマーケットの変化
やそれに伴った対応策も生まれてくることになる。
特に震災以降は、それまでの利己的だったり、自己の自立や刺激を求めることや刹那的な快楽主
義から安心、健康、ボランティア、コミュニティといった協同的な心理が生まれてきている。
その端的な例が「家族」への回帰が上げられるようである。
要するに震災によって人々の拠り所になるのは「家族」である、という価値が見直されてきた。
同時に普遍的な要素として時代性があり、これまでグロバール化や情報化、バブル崩壊後の長い
デフレ状態、そして終身雇用の終焉である。
バブルの頃、人々は一つの企業に生涯を捧げると言ったことを嫌い、中には定職に付くことで求め
られる規律や拘束を嫌がって、好きなときに好きな仕事をするという気ままな生き方になってきた。
人手不足に陥った企業は一時期人を確保するのが大変だった時期がある。
ところがそんな身勝手な状況はバブルが弾けてからは通じなくなっただけではなく、逆に職を求め
ることが難しくなり、それまでの売り手市場から買い手市場(企業)に変化した。
そのころできた呼び方が「フリーター」である。
それは結果的に企業にとって雇用調整するにはもってこいの環境になったと言える。
企業にとって一番負担になるのは人件費だ。
それが雇用しなくても派遣や契約社員でしのげれば、責任を持たなくても良いことになる。
結果として企業サイドには都合の良い状況が生まれたことになる。
ある意味で定職を避けていた人が、就職をしようにも出来なくなってしまったのである。
こうした雇用環境は消費の減少を招き、将来への不安を加速させてきた。
その結果収入も二極化し、安定しようにも出来なくなった人がたくさん出てきた。
そうなると自己保身から消費の低迷を生むことになり、今まで以上モノが売れなくなってしまった。
こうした消費環境の変化は業界自体の持っている将来需要の減少傾向と相まって、さらに購買力
の低下を招いているのが園芸業界である。

こうした現状を考えたとき、生産から販売に至るまでこれまでと同じことをしていたのでは、需要喚
起は出来ないということを、深刻に受け止めなければいけないだろう。
個別の生産者や販売店はそれぞれの努力によって善し悪しはあるだろうが、業界全体の浮沈は
大きな流れとして減少に歯止めがかかっていない現実は重い。

それではどのように考えて今後生き残りを図っていくか?
まずは生活者の視点、消費性向や心理を考えることから分析をしてみたい。

 ※次回に続く



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