フラワーEXPRESS

花や花き産業をテーマにした独り言&辛口コメント
<< December 2017 | 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >>
 
SPONSORED LINKS
RECENT COMMENT
RECENT TRACKBACK
MOBILE
qrcode
PROFILE
無料ブログ作成サービス JUGEM
 
スポンサーサイト

一定期間更新がないため広告を表示しています

- | | - | - | - | - |
園芸の普及曲線
 
消費材について考えてみる時、マーケティングで使われる実践理論に「ロジャースの普及曲線」と
いう理論がある。

商品の普及状況に応じて消費者(生活者)を5つのグループに分けて考えるマーケティング戦略
で、その先頭集団を形成するのが「イノベーター」と言われる人たちである。
次に「アーリーアダプター」と呼ばれる人たちが続き、この人たちに少し遅れて追随するのが「アー
リーマジョリティ」と呼ばれる人たち、そして「レイトマジョリティ」、「ラガード」と言われる人たちが続
くことになる。
簡単に説明すると「イノベーター」は革新者を意味し、多少のリスクを冒してもいち早く新しい商材を
手にする人たちのことである。
「アーリーアダプター」は流行に敏感で、最新のトレンドを読むことに長け、新たな商材が自分に合
っているかどうかを考えて、自分の意志で購入していく人たちである。
この人たちに一足遅れて追随するのが「アーリーマジョリティ」と呼ばれる人たちである。
次に追随するのが「レイトマジョリティ」と言われる人たち、最後に「ラガート」と言われる流行に無関
心で最もおそく新商材を購入する人たちを指す。
こうした仕分けで大きな比率を占めているのが「アーリーマジョリティ」と「レイトマジョリティ」の人た
ちで、これらの人たちは全体の70%近くを占めていると言われている。

こうした生活者の消費性向が園芸にどういった関わりを持ってきたか?
ブームが成長を続ける上で重要な要素の一つである「定着」に移行しなかったのは何故か?
脱成熟市場を目指して、これからの園芸はどうあるべきか?
こうしたことを考える上でも参考になる。

そして園芸に興味を抱く人の多くは女性である。
その女性の購買意欲は男性に比べて10ポイント以上旺盛と言われているが、園芸に興味を持つ
人は圧倒的に女性が多いことは、注目される機会に恵まれれば業界にとって有利に働く。
そうした事実を踏まえて、各層に向けて、どういったアプローチが購買に結びつくかを考えることが
出来れば、市場の拡大が容易になるはずである。
自店がどの層に向かって情報を発信し、足がかりを付けていくかを考えれば良いことになる。
女性特有の繋がりは、特に趣味の世界でより有効に働いていく。

ところが実際には園芸に関して注目されるような情報発信や他分野との競合の中で差別化できる
ような提案や興味を醸成する仕掛けができていなかったことが、園芸ブーム以降の業界全体の停
滞や衰退を招いてしまったのである。
いつまでも同じ商材で、同じ売り方をして注目されるはずもなく、ましてや常に新しい興味の対象
が次から次へと市場投入されてくれば、園芸だけが特別であることなど無理な話である。
自らが常に変化起こし、新たな提案や植物で、使い方や演出を含めての奥行きを示さない限り、
注目に値しないし長続きしない。
バカの一つ覚えのように寄せ植えだけが園芸ではないし、定番種だけで市場が作れるほど奥行き
のない浅い購買喚起で市場など創出できるはずもない。

全く異なった視点や考え方で生活者を取り込めなければ、今後ますます市場は狭まるだろう。

生活者に向けての提案や情報発信が、受け手にとって有益であったり、興味の対象になるには
今後どういった作業を進めるべきを考えなくてはいけないだろう。




スポンサーサイト
- | 02:06 | - | - | - | - |
コメント
コメントする