フラワーEXPRESS

花や花き産業をテーマにした独り言&辛口コメント
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底の浅い植物の使い方
 
昔から感じているのは、この国の植物を利用した使い方や演出の貧しさがある。
安易に「ガーデニング」という言葉を使っているが、その定義からはほど遠い。
狭い意味での「ガーデニング」かもしれないが、広義の「ガーデニング」からはかけ離れている。
庭の演出をする、玄関を飾る、壁面を植物で演出するといった考え方はあまりないようだ。
底の浅い、単純にどこかに、或いは何かに植え込む程度のレベルでしかない。
これでは植物利用の進化、又は深化など考えられないと思う。
進化、或いは深化しないと言うことは底が浅いために飽きが来るのも早い。
英国のガーデナーの「ガーデニングは奥が深い、30年やってきてやっと少しばかり植物が解って
きたし、利用の仕方や演出が出来るようになった」と言う話を聞いたが、そこまで極めるかどうかは
別にしても、やはり日本のガーデニングには、何かにつけて底が浅く整合性が感じられない。

植物が好きな人の庭先や鉢植え、コンテナなどを見ても、単純に植え込みをしているだけ。
店先には1年草ばかりが目立ち、それ以外の植物が並んでいても販売店の人間がその価値や利
用方法を知らなかったり、提案できないのだからどうしようもない。
単純な植え込みやせいぜい寄せ植え程度のことでは利用の仕方そのものが浅すぎる。
寄せ植えといえば同じ花を幾つか植え込んで店頭に飾る程度のこと。
そんなことだから少しばかり珍しい植え込み方をした寄せ植えが珍しがられる。
何だか貧しい限りである。

そんな寄せ植えさえ提案や飾り付けをしていない店が多いのだからどうしようもない。
本当はそんな初歩のことで店が評価されるようでは先は知れている。
デザイン力や創造力を持ったガーデナーが育つような土壌がなければ、これからもこの業界の低
迷は続くだろう。

ガーデンデザインの本を読みながら、そんなことを感じている今日この頃である。
複合する苦悩に立ち向かうには・・・
 
これまでにも述べてきたが、園芸を取りまく現況は業界自体の低迷、或いは減少と共に日本全体が
抱えているデフレによる不況がある。
それが克服できない限り、本当の意味での回復は難しい。

厄介なのはマクロ経済における国の経済政策や世界レベルでのグローバル経済下の日本の立ち
位置が関係してくるため、園芸の世界だけでどうにかなるものではないということがある。
為替レート(円高)や国内の金融政策、それに伴った財政の問題などが相まって国際経済での日本
の評価が大きく影響してくる。
これらを如何に解決していくかが政治の責任になるが、今のところ安倍政権は比較的素早い対応策
を打ち出しているようだ。
ただ川下まで影響を及ぼすまでには最低でも2~3年はかかるから、それまでに失速することも十分
考えられるだけに、安心は出来ないだろう。
同時に輸出に頼る日本の企業が国内に市場を求めても、少子高齢化の中で消費は伸びようがない。
海外に顔を向ければコスト競争力で圧倒的に不利な状況は変わらないから、前途は多難である。
ものつくりや技術力で勝負をしてきた日本の企業は、新興国の攻勢に軒並み敗退してきた現実は、
これからの輸出産業をどのように進めていくかが勝負のカギになるだろう。
先日の発表でもサムソンがスマートフォン市場で圧倒的なシェアを誇っている。
こうした現実はものつくりの日本とか技術力の日本などと言っている場合ではない気がする。
それに加えてPR下手の日本は、せっかく素晴らしい技術やものづくりの伝統があっても、それをアピ
ールする手だてが下手ではどうしようもない。
以前にも記したが、パナソニックの社長が「技術力だけでなんとかやっていけると思っていた思い上
がりを反省しなければいけない」というようなコメントを述べていたが、まさにその通りだと思う。

こうしたことをクリアできて初めて所得が伸びることになるし、ひいては消費の改善に繋がる。
要は実体経済に変化が起こらなければ、消費回復は望めないということだろう。
名目上の伸びはマクロ的には評価できても、それが実質所得増やデフレ傾向から脱却しているとい
う感覚が一般の国民レベルで感じられるようにならなくては消費は改善しない。

さらに問題は業界の置かれている状況がある。
これはこのブログで何度も指摘してきているように、魅力を失ったものに消費者は顔を向けない。
そのことが園芸で碌を得ている人の多くが解っていないことが、一番の問題点である。
そこをどのように分析して生産に活かし、そして販売の前線で購買客にアピールするかである。
それには、まずこれまでの生産や販売の方法の否定からでしか解決は出来ない。
市場を失ってきた生産や販売方法に拘ってもトンネルから抜け出せないことに気付くべきだ。
直接売っているのは植物であっても、モノを売る発想から抜け出さない限り、低迷の現状から抜け
出すことは難しいだろう。
それを理解出来る生産者や販売店がどれだけいるかで、園芸が見直されるかどうかだと思う。
実際にそれが理解出来ても解決する方法論や手だてが解らなければ市場は反応しない。

それをどれだけの生産者や販売店など園芸に携わる人たちが解っているかだが・・・・?



園芸の普及曲線
 
消費材について考えてみる時、マーケティングで使われる実践理論に「ロジャースの普及曲線」と
いう理論がある。

商品の普及状況に応じて消費者(生活者)を5つのグループに分けて考えるマーケティング戦略
で、その先頭集団を形成するのが「イノベーター」と言われる人たちである。
次に「アーリーアダプター」と呼ばれる人たちが続き、この人たちに少し遅れて追随するのが「アー
リーマジョリティ」と呼ばれる人たち、そして「レイトマジョリティ」、「ラガード」と言われる人たちが続
くことになる。
簡単に説明すると「イノベーター」は革新者を意味し、多少のリスクを冒してもいち早く新しい商材を
手にする人たちのことである。
「アーリーアダプター」は流行に敏感で、最新のトレンドを読むことに長け、新たな商材が自分に合
っているかどうかを考えて、自分の意志で購入していく人たちである。
この人たちに一足遅れて追随するのが「アーリーマジョリティ」と呼ばれる人たちである。
次に追随するのが「レイトマジョリティ」と言われる人たち、最後に「ラガート」と言われる流行に無関
心で最もおそく新商材を購入する人たちを指す。
こうした仕分けで大きな比率を占めているのが「アーリーマジョリティ」と「レイトマジョリティ」の人た
ちで、これらの人たちは全体の70%近くを占めていると言われている。

こうした生活者の消費性向が園芸にどういった関わりを持ってきたか?
ブームが成長を続ける上で重要な要素の一つである「定着」に移行しなかったのは何故か?
脱成熟市場を目指して、これからの園芸はどうあるべきか?
こうしたことを考える上でも参考になる。

そして園芸に興味を抱く人の多くは女性である。
その女性の購買意欲は男性に比べて10ポイント以上旺盛と言われているが、園芸に興味を持つ
人は圧倒的に女性が多いことは、注目される機会に恵まれれば業界にとって有利に働く。
そうした事実を踏まえて、各層に向けて、どういったアプローチが購買に結びつくかを考えることが
出来れば、市場の拡大が容易になるはずである。
自店がどの層に向かって情報を発信し、足がかりを付けていくかを考えれば良いことになる。
女性特有の繋がりは、特に趣味の世界でより有効に働いていく。

ところが実際には園芸に関して注目されるような情報発信や他分野との競合の中で差別化できる
ような提案や興味を醸成する仕掛けができていなかったことが、園芸ブーム以降の業界全体の停
滞や衰退を招いてしまったのである。
いつまでも同じ商材で、同じ売り方をして注目されるはずもなく、ましてや常に新しい興味の対象
が次から次へと市場投入されてくれば、園芸だけが特別であることなど無理な話である。
自らが常に変化起こし、新たな提案や植物で、使い方や演出を含めての奥行きを示さない限り、
注目に値しないし長続きしない。
バカの一つ覚えのように寄せ植えだけが園芸ではないし、定番種だけで市場が作れるほど奥行き
のない浅い購買喚起で市場など創出できるはずもない。

全く異なった視点や考え方で生活者を取り込めなければ、今後ますます市場は狭まるだろう。

生活者に向けての提案や情報発信が、受け手にとって有益であったり、興味の対象になるには
今後どういった作業を進めるべきを考えなくてはいけないだろう。




生活者の視点
 
新年を迎え3が日も過ぎようとしている。

昨年まで日本の被ってきた現実は、2年を迎えようとする震災や原発の影響、そして政治への不信
から来る閉塞感、そしてバブル以降の20年にもなるデフレ不況など生活者を取りまく現実には厳し
いものがあり、なかなかトンネルから抜け出せそうにない。
それでも仕事の手を休めるわけにはいかないから、悩ましい限りである。
マクロの分野は一企業や一ショップで何とか出来るわけではないので、政治的には時の政権や政
府の経済政策に任せるしかない。
それとは別に当該の業界における対応は、やはり過去の経緯から今日の現状までを振り返って、
これからの方向性を見出すことが必要である。
園芸における問題点は、これまでに何度も指摘してきたし、それが理解出来ないとすればもはや
どうしようもないと思っている。
従って過去を白紙に戻して、一から考えることが出来ない生産者や販売店に向かっての内容には
ならないだろうが、少なからず「このままではまずい」と危機感をもっている生産者や販売店に対し
て少しでもヒントになれば、と考えて今年のブログを始めたいと思っている。

おそらく園芸業界の人には「消費者(顧客)」の顔が見えていないのではないかと思う。
見えていないから購買は増えないし、それどころか毎年のように購買力は低下している。
ということは、少なくとも今のままの生産方法や販売では伸びることは難しいということを示唆してい
るのだが、では何をどのように考えて生産や販売すればよいのかということになる。
やはり原点は生活者(消費者)を知ることから始めなければいけないのは自明だろう。
そのためには精度の高い情報とそれを分析することが必要であり、それによってマーケットの変化
やそれに伴った対応策も生まれてくることになる。
特に震災以降は、それまでの利己的だったり、自己の自立や刺激を求めることや刹那的な快楽主
義から安心、健康、ボランティア、コミュニティといった協同的な心理が生まれてきている。
その端的な例が「家族」への回帰が上げられるようである。
要するに震災によって人々の拠り所になるのは「家族」である、という価値が見直されてきた。
同時に普遍的な要素として時代性があり、これまでグロバール化や情報化、バブル崩壊後の長い
デフレ状態、そして終身雇用の終焉である。
バブルの頃、人々は一つの企業に生涯を捧げると言ったことを嫌い、中には定職に付くことで求め
られる規律や拘束を嫌がって、好きなときに好きな仕事をするという気ままな生き方になってきた。
人手不足に陥った企業は一時期人を確保するのが大変だった時期がある。
ところがそんな身勝手な状況はバブルが弾けてからは通じなくなっただけではなく、逆に職を求め
ることが難しくなり、それまでの売り手市場から買い手市場(企業)に変化した。
そのころできた呼び方が「フリーター」である。
それは結果的に企業にとって雇用調整するにはもってこいの環境になったと言える。
企業にとって一番負担になるのは人件費だ。
それが雇用しなくても派遣や契約社員でしのげれば、責任を持たなくても良いことになる。
結果として企業サイドには都合の良い状況が生まれたことになる。
ある意味で定職を避けていた人が、就職をしようにも出来なくなってしまったのである。
こうした雇用環境は消費の減少を招き、将来への不安を加速させてきた。
その結果収入も二極化し、安定しようにも出来なくなった人がたくさん出てきた。
そうなると自己保身から消費の低迷を生むことになり、今まで以上モノが売れなくなってしまった。
こうした消費環境の変化は業界自体の持っている将来需要の減少傾向と相まって、さらに購買力
の低下を招いているのが園芸業界である。

こうした現状を考えたとき、生産から販売に至るまでこれまでと同じことをしていたのでは、需要喚
起は出来ないということを、深刻に受け止めなければいけないだろう。
個別の生産者や販売店はそれぞれの努力によって善し悪しはあるだろうが、業界全体の浮沈は
大きな流れとして減少に歯止めがかかっていない現実は重い。

それではどのように考えて今後生き残りを図っていくか?
まずは生活者の視点、消費性向や心理を考えることから分析をしてみたい。

 ※次回に続く



2013年
 
あけましておめでとうございます。
つたない稚拙な文章ではありますが、本年も何かの参考にしていただければ幸いです。

昔と違って新年を迎えてもさほどの感激もなく、気持ちを切り替えるのがやっとのような新年ですが、
それでも新たな年度という認識は大切な気がします。
物事の切り替えや、良い意味で一旦白紙に戻して考えるということの出発点にもなります。
まだ昨年からの残務を引きずってはいるのですが、とりあえず3が日くらいはゆっくりして、TVを見
ながら、或いは本でも読もうと思って6冊ほど購入、とりあえず総て流し読みをしてみました。
そのうち半分はトレンドを探る参考に、残りの半分はガーデンデザインの本を参考にして植物提案
を考えようと思って購入しました。
なかでも興味深い本として3万人を対象に2000項目について設問、今後の生活者市場を紐解く
参考に出来る市場調査の分析をしたものがあります。
なんでもこれだけの人を対象に調査した資料は、これまで日本には無かったそうで、そういった観
点からも今後のヒントが得られるのではないかと考えています。

消費市場に関わる限り、生活者の意識を測ることは避けて通れません。
特に園芸の世界では、主に生産者においてほとんどその辺りを意識した生産システムになってい
ないため、多くの場合植物という特殊性もあるとは言え、毎年同じ繰り返しをしています。
特に1年草の生産者の意識は、正直なところ最悪で、ほとんど変化を含めて意識改革が出来てい
ないのが現状です。
不振の原因を他者のせいにすることも多く、特に販売店に向けての不満が大きいようです。
もちろん販売店にも少なからず問題はあるのですが、まずは生産者自身の意識改革だろう、と思
うことが多々あります。
そうかと思えば自身の思考力のなさは棚に上げて、人の意見を聞くことが少ないのも問題です。
そのくせ解ったような顔をしているから始末が悪いのです。

実は消費者の一番接点である販売店がしっかりしていないのは、一番問題ではあるのです。
しかし、それ以上に供給側からの提案がなければアイテムを含めどうしようもないのが販売店で
あり、同時に販売店の場合は生産者とは違った側面から市場の分析や顧客提案が必要で、それ
は対象である消費者の価値観や時代性に大きく関わってきます。
その点では植物を売ることに専念するだけで顧客が掴めることはないのです。
従って何をどういった見せ方で、どんな提案をすれば振り向いて貰えるかという商売の原点と時
代のトレンドや消費性向を無視して販売に結びつけることなど出来ないのですが、ほとんどの店
が植物だけで商売が成立するという勘違いと、モノを売る発想でしか考えていないのが最大の間
違いなのです。

それらを踏まえて、少しでも時代性という枠の中で消費者(生活者)をとらえる参考にして貰える
ような理論を、今年も悪態をつきながら示していきたいと思っています。



雑記 | 01:14 | comments(0) | - | - | - |
大晦日
 
今年もぼやいたり失望したりのネガティブブログでしたが、ご愛読ありがとうございました。

本当は決してネガティブだけではないのですが、現状を眺めると、どうしても辛口で辛辣な話に
なってしまいました。
特に生産者は、基本的に消費者との接点がないだけにピントがずれた人が目立ち、気持ちだけ
が、先走っている人が多かったような気がします。
末端需要が伸びなければ、いくら生産段階で売れているように思えても最後は失速します。
最前線の販売店は、明らかに二極化し、売れる店と伸び悩んだりジリ貧になっている店がはっ
きりしています。
それも売れている店も前年比で伸びているかどうかは難しいところで、実際には伸びていない
ことの方が多いと思われます。
何かが当たって偶然(決して必然ではない!)に伸びることはあっても、実際の数字は落ちてい
るケースが多いようです。
そんな中で残念ながら特効薬はありません。
10年も15年も同じ繰り返しで市場を狭めてきた業界の在り方は、根本から見直さない限り、今
後も回復は難しいでしょう。
特に1年草生産メインの農家さんの現状はさらに厳しくなっていくに違いありません。
特にピークを経験した生産者の思考は、問題だらけのような気がします。
いま関係のある生産者を見回しても、目先しか読めないようで、逼迫している様子が覗えます。
自尊心ばかり強くて、あまり人の話を聞かなかったり、ものごとを斜めに見て、よく言えば実績
を追いかけることに必死で、精神的に余裕やリスクを超える覚悟もないようです。

そんな状況を打開するには何が必要か、もっと考えてみることでしょう。
きっと新年を迎えても市場は好転しないでしょうから、それを踏まえて対応策を考えることです。

最後まで辛口で辛辣でしたが、新年はもっと先進的で技術のしっかりした1年草メインの生産者
と出会いたい、探したいと思っています。

できればそんな生産者の人からコメントを貰いたいものです。

本当にご愛読ありがとうございました。



雑記 | 03:31 | comments(0) | - | - | - |
商売は難しい・・・

コンビニの業界もシェアの奪い合いで大変のようだ。

国内需要は一部の空白地域を除いてほぼ飽和状態になっている。
まずは市場の大きな都会や地域に集中出店して、ドミナント戦略を展開する。
市場占有率をあげることを目指し、知名度や認知を徹底することでブランドを確立しようとする。
そうすることで競争相手を排除するのである。
あとは何を優先するかで、企業の特徴が表れてくる。
これまで四国にはコンビニ大手三社は出てきていなかった。
スーパー系列で出発してきたコンビニが多くて、ヨーカ堂はセブンイレブン、ダイエーがローソン、
西武系はファミリーマート、サークルKサンクスがユニーである。
この他は独立系と呼ばれる独自に立ち上げたコンビニなどが、市場で競争している。
四国の場合、サークルKサンクスがほぼ独占的に市場を支配していたようだ。
他地域では人口の少ない日本海側には大手3社は余り見かけなかった。
そこには独立系のコンビニや四国のようにサークルKサンクスが圧倒的に支配していた。
支配と言っても都会での競争を避けて、まずは独占的に展開できる地域を狙ったのだろう。
その頃人口集積地での市場を席巻することで、全国的に知名度を上げてきた大手3社の戦略は
まずは都会での基盤作りを優先し、地方の空白地帯はあとから十分に市場獲得できると考えて
いたのだろうと思う。
そんなサークルKサンクスが圧倒的に多い四国にまんを持して大手が出店攻勢をかけ始めてい
るようである。
競争の中で積み上げてきたノウハウと圧倒的な知名度を持つ大手にはかなわないのが現実だ。
FC加盟を大手に変えるところが多くなっているという。
それでなくても人の心は移ろいやすい上に、新しいものにとびつくのは人の心理というものだ。
顧客から見える商品アイテムや営業のノウハウは、厳しい都会での競争を切り抜けてきた大手
には圧倒的な蓄積がある。
あとは先手が切り開いてきてくれたコンビニ需要を取り込めば良いだけである。
顧客から見える商品アイテムやノウハウを除いて、コンビニとしての位置づけは、どこもそれほど
変わるわけではない。
そうなると圧倒的に目新しい大手のコンビニには敵わないことになる。
そうした現実が従来のFCから大手3社に鞍替えするようになってきたことに繋がる。
細かいことや営業のノウハウはともかく、まずは顧客心理に入り込んでいる大手3社が進出、と
いうことになれば、消費者の注目度は当然高い。
それが従来のFCからの離脱になってきているようで、四国の業界関係者は大変なようだ。

FC加盟店の経営者の間でも商品構成やノウハウ、さらに知名度を考えると大手3社に変わりた
くなるのも無理はない。
まずは「売れていくら・・・」である。
接客を含め画一化したマニュアルで動くFCは、単独の店でのクォリティでの勝負はない。
まずはブランドである。
そうなるとセブンイレブン、ローソン、ファミマには敵わないのが実情だろう。
実際に私の地元にはポプラという独立系のコンビニがあり、圧倒的に強かった。
ところが大手の進出によって、あっという間に周りを取り囲まれてしまった。
何とか差別化しようと模索しているようだが、売上高の減少はどうしようもない感じがする。
一時期は一千億が目の前だったが、いつの間か半分近くまで落ち込んでしまった。
競争が厳しければ厳しいほど新たな展開や発想が出てきて市場は活性化するが、温い業界は
昔の感覚のまま業界全体が落ち込んでしまう。

そんな中で園芸はどうするのか・・・特に販売店の在り方には問題がある。



 
雑記 | 02:17 | comments(0) | - | - | - |
景気はどうなるのか?
 
何となく休みがてらTVタックルをみると景気の話だった。

町の工場主、お肉屋さん、サービス業などを経営している人たちが評論家や大学のエライ先生方
の話を聞いていた。
言わば実際の景気感というのは商店主や色んな商売を営んでいる人が、最も現実の実感として感
じとることができる場面なのだろう。
ただ経済は個別の事象とマクロで見たときの状況とでは異なってくる。
業種によっても違うだろうし、地域や経営能力によっても違いが出るから、一律に比べることは困難
と思われる。
さらに世界経済の中での日本経済の在り方や、国際競争力を求められるボーダレス社会の厳しさ
も大いに関わってくる。
政府や日銀の行う政策は金融の問題と財政の問題が複雑に絡み合って、市場に影響を及ぼしてく
るが、こうした間接的な政策は上流から下流に流れてくるまでに時間がかかり、末端の消費者レベ
ルに到達するまでには時間がかかるし、即効性はない。
要するに経済を巡る環境は様々な要素が絡まって、現実の景気感として末端に伝わることになる。

TVタックルで意見が異なる理由も視点の違いや完全な解答というものがないから論争になる。
マクロ経済とミクロ経済、金融論と財政論、経済政策論など経済理論を総動員しても解決出来ない
のは、所詮人間社会の限界のような気がしなくもない。

単純にデフレの場合はインフレを起こせば良いことになるのだが、それだけで好転するとは思えな
いのが辛いところである。
金融に関しては日銀が金融緩和をやってはいるが、それほど効果は出ていない。
もっと簡単に言えば紙幣を刷って市場に投入すれば理論上はインフレになるが、両刃の剣で一歩
間違うととんでもないことになる。
ここでクローズアップされるのが公共投資ということになり、それを得意とする自民党の出番だ。
あとは地元への利益誘導が待っている。
それにレッドカードを突きつけて民主党に政権が移ったわけだが、民主党もほとんど何も出来な
いまま消費税を上げて終わりである。

そんな中で選挙がある。
きっと投票率も上がらないのだろうな、と思う。
諦めてはいけないのだが、政治に期待は出来ないとすっかり思われているからどうしようもない。

こうして一つ一つ考えていくと、景気浮揚の手だてが全く思いつかないに等しい。
高齢化社会、人口減少、大震災の後遺症、原発問題など消費マインドの冷え込みは、一段と経
済に悪影響を及ぼすことになる。
そんな中で園芸分野はどうして購買を喚起していくのか?
なかなか難しい課題である。

いずれにしてもまだまだ園芸業界は悪くなっていくことは間違いだろう。




雑記 | 01:13 | comments(0) | - | - | - |
ガーデニングの本家英国の発想

マーケットに並ぶ色とりどりの花、そして様々な花苗・・・

英国はガーデニングの先進国、というか植物が生活に根ざした国である。
まず「こうでなければいけない」とか「こうあるべき」という考え方で生活に定着している訳ではない。
日本の場合、生産から販売に至るまでいかにもマニュアル的で、個性がない。
生活の中に根ざすと言うことは、その人のオリジナルな表現が如何にできるか、ということである。
そうした発想を活かした店や、それを提案できる関係者が少ない。
前にも記したが、元々ビジネスとして成り立ちにくいものを、無理矢理マニュアルに押し込んでいく
生産方法や販売の在り方は馴染まないのである。
そうはいっても職業として生産や販売に携わる限り、出来るだけ生活に根ざして貰うにはどういっ
た提案の仕方やガーデニングの在り方がより良いのか考えなければいけないだろう。
植物の使い方の発想が乏しければ早く飽きられてしまう。
これまで1年草定番種に拘る日本の花苗生産や販売の批評を繰り返してきたが、決して否定して
いるわけではない。
只、今の業界の在り方を考える限り、また消費市場として植物を捉える限りは同じモノが何年も
変わらず販売店に並んだり、提案の無い状態で毎年同じサイクルで植物が市場に溢れてくれば
飽きられてくるのは当たり前の事である。
それを変えることが可能な場所は、直接消費者と対峙する販売店しかないのである。
だからどこの店を見ても並べ方も同じ、提案など皆無、植物も同じでは市場が停滞したり、衰退
するのは至極当然だということに気付くべきなのだ。

元々趣味の世界は生活に根ざせば根ざすほど自由な発想とアイデアで、テーマを持って庭を飾
ったり、ベランダを利用したりして植物を楽しめるはず。
ところがそれに照準を合わせて、もっと言えば植物と関わって生活したい、と思って貰えるような
提案が全く出来ていないのが、この業界だと思う。
それはフランスに住む花を生活の糧している友人の言葉でもわかるように「日本の花屋さんはど
こに行っても同じで、見せ方も画一的、まるでこちらの花屋さんの倉庫みたい」といっていること
でもよく分かる。

例えばガーデニンググッズを扱っていても、それがどんな使い方をするのかまでは考えていると
は思えないような飾り方だったり、単純に「興味があれば買って」という程度の見せ方や並べ方で
しかない。
要するに材料はそれなりに揃ってはいても、それを有機的に結びつけた提案によって販売されて
いるとは言えないのである。
顧客との関わりで何が重要で何が求められているのか、を理解しないままに植物を売ってきた限
界が、今の底の浅い日本のガーデンニングだと思う。

もう一度ガーデニング本家の事情や考え方を踏まえて、それを日本に純化させる方法を模索する
必要があるのではないか。





 
園芸にマーケティングの視点を

電通総研が今年話題の注目商品のランキングを発表した。

消費者の視点からのランキングと言うことなので、時代が反映されて色んな意味で参考になる。
1位は3年連続でスマートフォンであり、これはランキング調査開始以来最長記録だという。 
2位はスカイツリー、3位フェイスブック、4位ロボット掃除機、5位塩麹・・・あとはスギちゃん、地方
のゆるキャラ、AKB48、オリンピック、格安航空券と続く。
躍進著しいのは塩麹だろう。
こうしてみると何故それらが注目されるのか、が何となく読み取れるのだ。
例えば「スマートフォン」が何故3年連続で1位なのかを考えてみると、その理由は一つだけではな
いことが分かるはずである。
電話機能とネット機能を持たせた上に、さらにあらゆるソフトは日ごと充実していて、もはやちょっと
した情報端末といっても過言ではない。
新発売される機種は機能やアプリの充実や強化をして、将来的に所有率は80%を超えるだろうと
言われている。
これをプロダクト・ライフサイクルにあてはめてみると、まさに成長期の製品(商品)と言える。
昨今はこのライフサイクルが早くなっていて、長い成長は望めない。
製品を導入して成長→成熟→衰退の経過を辿るが、消費者を対象にしたものである限り、この法
則から逃れることは出来ない。
前にも指摘したように、例えそれが植物であっても消費財として市場で販売される限り、法則に従
ってそれぞれの品種は動いていく。
それと共に業種自体のライフサイクルもあって、少なからずブームがあれば移ろいやすい人々の
関心は移っていくことになる。
それを如何にコントロールしながら興味や趣味の対象として持続して貰うか、という発想がなけれ
ば、商売としては成立しないし、いずれは市場が狭くなっていくことになる。
そのことについて生産者も販売店も知らなくてはいけないし、それをコントロール出来るだけの考
え方をもっていなければ、ただ漠然と同じ植物を生産し販売するという構図は衰退するだけである
が、こうした理論がまるで解っていないのが多くの生産者であり、販売店である。
いつも言うように植物だから特別と言うことはあり得ない。
まして時代のトレンドや興味の対象が変われば、少なからず影響を受けるに決まっている。
それにも関わらず毎年のように同じモノを生産し、同じ売り方で消費者に対峙すれば、売れなくな
るのは当たり前である。

そういった意味でも今回ランクインしたスカイツリーやスギちゃん、塩麹なども来年はランク外に
なるだろうことは容易に想像が付く。
であれば植物の生産の在り方、見せ方、販売店頭での顧客アプローチの仕方によって変化を興
さない限り、今後ますます需要は減少するだろう。
その端的な例がパンジー、ビオラが以前ほど売れなくなっていることをみても解るはずである。
それを何とか売ろうとしても限界があり、ちょっとした目先を変えるだけでは需要の回復は無くなっ
てきていることに気付くべきである。
まずはそこの視点からどうするか、ということを考えなければ園芸需要の回復はない。

もっと頭を使い、知恵を絞り、グローバールなセンスで市場を眺めながら今後の展開を組み立て
なければいけないことが理解出来るはずである。